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大久保純加
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2022年02月17日

プロジェクト管理で工数の見積もりを活用しよう!基礎知識と活用方法

プロジェクトを円滑に進めるためには、プロジェクト管理において工数を正確に見積もることが重要です。この記事では、プロジェクトにおける工数の基礎知識をおさらいするとともに、プロジェクト管理における工数の見積もり方法について解説します。流れを理解して、実際のプロジェクトで活用しましょう。


はじめに、プロジェクト管理における工数見積もりとはどのようなものか、基礎知識として以下のことを解説します。

 

・工数とは完了までの業務量を表したものであること

・プロジェクトの工数比率とは見積もりの手法であること

・プロジェクトで工数管理が重要な理由

・適切に工数管理するポイント

 

プロジェクト管理における工数見積もりの概要についてチェックしていきましょう。

 

なお、プロジェクト管理とはどのようなものなのか、手法やスキルなど、さらに詳しい内容を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

プロジェクト管理を基本から解説!目的と実践方法と管理ツール選び

プロジェクト管理の手法を活用しよう!種類の解説と成功のコツ

プロジェクト管理に必要なスキルとは?スキルの種類と向上させるコツ

 

1.工数とは完了までの業務量を表したもの

プロジェクト管理における工数とは、完了までの業務量を表したもののことです。プロジェクトにおける業務量の単位が工数と呼ばれており、プロジェクトの大きさによって人月や人日などの単位で表されます。工数の算出方法は、以下のとおりです。

 

工数=作業人数やプロジェクト全体の作業量×作業にかかる時間÷スタッフの人数

 

プロジェクトで必要な工数がわかれば、プロジェクトの進捗状況を把握しやすくなるでしょう。工数の算出には、必要な予算の見積もりや人員の配分が容易になるというメリットがあります。

 

なお、プロジェクトの進捗管理をおこなう方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事で確認してみましょう。

 

プロジェクトの進捗管理にはツールなどの活用を!コツや手法を解説

 

2.プロジェクトの工数比率とは見積もりの手法

プロジェクトの工数比率とは、進捗管理・品質管理・変更管理・障害管理などの比率を見積もる手法のことです。管理工数を比率で考え、工程ごとに工数を見積もることによって今後のプロジェクトに対する見通しを立てていきます。

 

見積もり作成を適切におこなうことは、プロジェクト管理において大切な要素の一つであり、おろそかにすると意外なところで時間や手間がかかってしまうことがあるため注意が必要です。

 

3.プロジェクトで工数管理が重要な理由

プロジェクトにおいて工数管理が重要だといわれている理由はいろいろとあります。たとえば、工数が管理されていると現在取り組むべきタスクがわかりやすくなり、それぞれのやるべきことに集中できるようになることも理由の一つです。

 

メンバーごとの作業状況が明確になることで、特定の人だけが作業しなければならなくなったり、あるいは手が空いたままの人がいたりする状況を見つけやすくなり、適切に作業分担できるようになることも理由に挙げられます。

 

4.適切に工数管理するポイント

適切に工数を管理するポイントは、以下のとおりです。

 

・工数管理ツールを活用すること

・毎日の作業内容や作業量、作業工数を入力すること

・作業工数や進捗状況を共有できる体制を作ること

・計画と進捗との違いを指摘するだけにならず、原因を分析して対策をとること

 

これらのポイントをチェックして、効果的に工数管理をおこないましょう。

 

プロジェクトの工数を見積もる3つの流れ

プロジェクトの工数を見積もるには、3つの流れがあります。その流れは以下のとおりです。

 

・一つひとつの作業項目を細分化する

・根拠がある作業項目ごとの工数を出す

・根拠が出せない項目は割合を使って算出する

 

それぞれの流れについて、詳しくチェックしていきましょう。

 

なお、プロジェクト管理の項目やエクセルなどで管理する方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

プロジェクト管理の項目は重要な要素!概要と管理の流れ、ポイント

プロジェクト管理をエクセルで行う方法とツールを使うべき場合を解説

 

1.一つひとつの作業項目を細分化する

まずは、プロジェクトの作業項目を一つひとつ細分化していきます。プロジェクト工数の見積もりにおいては、どのような作業が必要でどれほどの手間がかかるのかを予測するのが難しいものです。

 

たとえば品質管理に関する作業項目であれば、有識者によるレビューや不具合の管理が必要でしょう。品質管理という大きなくくりだけではなく、それに伴って必要となる作業について細かく挙げることが重要です。

 

2.根拠がある作業項目ごとの工数を出す

つづいて、根拠がある作業項目ごとの工数を出します。とはいえ、作業項目ごとの工数には、根拠をもとにおおよその数を算出できるものと、根拠とするものがない場合があるでしょう。

 

根拠があるものについては、過去のプロジェクトなどを参考にして必要な作業人数とどれくらいの作業時間が必要なのかを検討し、大体の工数を算出しましょう。見積もりが終わって実際にプロジェクトが開始されてからは、作業に関わるスタッフ全員に日々の工数を入力してもらって計画とのずれをチェックします。完璧な計画書を作ろうとせず、全体の把握ができる状態のものを目指しましょう。

 

3.根拠が出せない項目は割合を使って算出する

根拠が出せない項目については、割合を使って工数を算出する方法をとります。特にテスト工数や管理工数に関しては見積もりの根拠を提示しにくいため、工数割合というやり方が使われることが多いのです。

 

開発工程とテスト工程の関係を図に表した「V字モデル」という見積もりの算出方法を用いることで、それぞれの関係に基づいた各工程の比率が求めやすくなります。しかし、このV字モデルはテスト工程の算出がしやすくはなるものの、管理工数については求めにくいことに注意が必要です。

 

まとめ

プロジェクト管理における工数とはプロジェクト完了までの業務量を表したものであり、プロジェクトの工数比率とはプロジェクトの工数を見積もって割合として示したものです。

 

工数が管理されていると現在取り組むべきタスクがわかりやすくなり、作業員それぞれがやるべきことに集中できるようになるといったメリットがあります。プロジェクトの工数を見積もる3つの流れも参考にして、しっかりと工数管理をおこないましょう。

 

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